うつ病になって一年間、専業主婦として過ごした日々

うつ病

ここで、前回の記事の続きをお話ししたいと思います。

うつ病と診断され、働き始めた仕事を辞めてからの約1年間、私は専業主婦として家で過ごしていました。

仕事をしていた頃は朝が早かったので、退職後は少しゆっくり起きられるようになりました。

……とはいえ、起き上がれない日がたくさんありました。

「子どもたちには朝ごはんだけは食べさせなきゃ。」

その一心で歯を食いしばり、なんとか体を起こして朝食を作る毎日。

でも、次男を保育園へ送っていくことさえ難しく、夫のお弁当も作れない日が続きました。

「なんで私はこんなこともできないんだろう。」

「前まで普通にできていたことなのに。」

そんなふうに、自分を責めてばかりいました。

家事も思うように進まず、洗濯物がたたまれずに山になっている日もありました。部屋が散らかっているのを見るたびに、「ちゃんとしなきゃ」と焦るのに、体は思うように動いてくれません。

周りから見れば「家で休めている」と思われていたかもしれません。でも実際は、動きたい気持ちはあるのに体がついてこない。そのもどかしさや情けなさと毎日向き合っていました。

そんなある日、私は観葉植物に出会いました。

最初は何気ないきっかけでしたが、植物の成長を見る時間が少しずつ私の癒しになっていきました。

新しい葉が出るたびに嬉しくなり、水やりをしながら植物を眺めていると、不思議と落ち込んだ気持ちが少し穏やかになるのです。

夫も誕生日に観葉植物をプレゼントしてくれて、その一鉢一鉢を大切に育てました。

今でもその植物たちは、私にとって特別な存在です。落ち込んでいる日も、少し元気が出てきた日も、変わらずそこにいてくれました。

冬が過ぎ、少しずつ暖かくなってきた頃。

病院では薬を何度も調整してもらい、ようやく自分の体に合う薬が見つかりました。

そこから少しずつ体が動かせるようになり、夫のお弁当を作れた日がありました。

その日は本当に嬉しくて、「私にもできた」と、自分のことなのに感動したのを今でも覚えています。

以前なら当たり前にしていたお弁当作り。

でも、うつ病になってからは、その「当たり前」がどれだけ難しいことなのかを知りました。

だからこそ、お弁当を一つ作れたことが、私にとっては大きな一歩だったのです。

そこから少しずつ、お弁当を作れる日が増えていきました。

今振り返ると、私の場合は冬になると、必ずと言っていいほど、うつ症状が強くなる傾向があります。

毎年同じように体調が落ち込みやすいと分かってからは、「冬は無理をしすぎないことも大切なんだ」と思えるようになりました。

あの頃は、「少しずつ良くなってきた」と感じていました。

以前のように少しずつ家事ができるようになり、夫のお弁当を作れる日も増えてきて、「このまま元の生活に戻れるかもしれない」と思えるようになっていたのです。

でも、その後「もう一度働いてみよう」と新しい一歩を踏み出したことで、私の生活はまた大きく変わっていきました。

その頃のことは、また次回の記事でお話ししたいと思います。

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